Archicadで平面図を作成する方法をお探しですね。

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Archicadで思い通りの平面図を作るコツ──切断高さと表示設定を理解しよう

Archicadで3Dモデルを作っていて、「よし、いい感じ!」と思って平面図を見たら、「あれ? 庇が壁みたいに太く表示されてる…」「高い位置にある窓が消えてる…」なんて経験、ありませんか? Archicadは3Dと2Dが自動で連動してくれる便利なBIMソフトですが、平面図をちゃんと表示するには、ちょっとしたコツが必要なんです。

この記事では、平面図をきれいに仕上げるために大切な「切断高さの設定」と「表示オプションの使い方」を、わかりやすく解説していきます。

どうして3Dと平面図の見え方が違うの?

Archicadで設計していると、よくぶつかるのが「3Dではちゃんとできてるのに、平面図で見るとなんか変…」という問題です。

たとえば、外に出した庇が分厚い壁みたいに見えたり、吹き抜けがただの床になってたり。

でも、これってモデリングが間違ってるわけじゃないんです。

平面図の「表示ルール」がうまく設定できてないだけなんですね。

Archicadの平面図は、3D空間にある建物を、ある高さで水平にスパッと切って、上から見下ろした図として自動で作られます。

だから、その「切る位置」に含まれていないものや、表示設定が合ってないものは、図面に出てこないんです。

初期設定では、平面図は各階の床レベル(FL)から**「+1100mm」**の高さで切られるようになっています。

つまり、腰より高い窓とか、頭の上にある庇なんかは、この+1100mmのラインを通ってないので、図面には普通の壁として表示されたり、見えなくなったりしちゃうんですね。

この仕組みを理解することが、思い通りの平面図を作る第一歩です。

3Dと図面を見比べながら作業できるのがArchicadの強みですが、3Dばっかり見て平面図の設定を後回しにすると、あとで図面を直すのにすごく時間がかかっちゃいます。

特に、設計の最初から平面図のことを意識してないと、プレゼン直前になって「図面がぐちゃぐちゃ!」なんてことにも…。

モデリングしながら、これから説明する設定をこまめに調整しておけば、図面作業がグッと楽になりますよ。

平面図をどこで切るか決める「切断高さ」の設定

思い通りの平面図を作るために、まずやるべきなのが**「平面図の切断面」**の設定です。

さっきも言ったように、初期設定ではFL+1100mmで切られてますが、これは自由に変えられます。

たとえば、スキップフロアのある家とか、高い位置に連続する窓を見せたい場合、+1100mmのままじゃうまく表現できません。

そんなときは、切断面の高さを上げたり、特定の階だけ変えたりして対応します。

具体的な操作は、画面上のメニューから**「ドキュメント」→「平面図の切断面」**を選びます。

すると設定画面が出てきて、「現在のフロアの切断面の高さ」の数値を好きな高さに変えられます。

また、ここでは切断高さだけじゃなくて、**「相対平面図表示範囲」**として、切断面からどこまで上を表示するか、どこまで下を表示するかも細かく決められます。

これで、下の階の屋根のラインを点線で表示したり、上の階のバルコニーの影をちゃんと図面に入れたりできるんです。

アーチ型の開口部とか勾配屋根みたいに、高さによって形が変わるものは、切断面をどこに設定するかで、平面図の印象がガラッと変わります。

庇をあえて平面図に入れたくないとか、逆に吹き抜けの広がりをちゃんと見せたいとか、図面の目的に合わせてこの設定を使い分けることがすごく大事です。

一度コツをつかめば、感覚的に好きな断面を決めて図面を出せるようになって、設計の意図をお客さんや施工の人にもっと正確に伝えられるようになりますよ。

オブジェクトごとの「表示フロア」設定も忘れずに

空間全体の切断高さを変えても、まだ平面図に出てこない要素がある場合は、それぞれのパーツ(壁、柱、スラブ、屋根など)が持ってる**「平面図表示設定」**を確認してみましょう。

Archicadでは、3Dモデル上のパーツがどの階に属して、どの階まで表示されるかを個別にコントロールできるんです。

たとえば、2階に置いた庇やバルコニーが1階の平面図に見えない場合、そのパーツの表示範囲が初期設定の「配置フロアのみ」に限定されてる可能性が高いです。

これを解決するには、対象のパーツ(庇や屋根など)を選んで、詳細設定を開きます。

**「平面図と断面図」**のパネルにある**「表示フロア」**の項目を見つけてください。

ここを「配置フロアのみ」から「関連フロア全て」とか「配置フロアと1つ下のフロア」に変えます。

こうすることで、パーツが複数の階をまたいで図面に認識されるようになって、1階の平面図に見上げの点線として屋根のラインを表現する、みたいな建築図面らしい表現ができるようになります。

同じ設定画面にある**「平面図表示」**の項目も、図面をきれいに仕上げるには重要です。

ここでは「投影」「投影と見上げ」「切断面のみ」といった表示モードを選べます。

パーツが切断面より上にある場合、「投影と見上げ」を選ぶことで、頭上にある要素を破線などの指定した線で図面に反映できます。

こういったパーツごとの細かい設定と、さっきの空間全体の切断高さ設定を組み合わせることで、平面図の完成度がグッと上がります。

モデリングした形が図面に出てこないときは、まずこの2つの設定を疑って調整してみてください。

モデル表示オプションで図面の見せ方を使い分けよう

平面図の形がちゃんと表示できるようになったら、次は図面の細かさや表現方法をコントロールする**「モデル表示オプション」**を使ってみましょう。

これは、平面図、断面図、3Dビューなどで、建物の要素をどれくらい詳しく表示するかを一気に切り替えられる便利な機能です。

たとえば、基本設計の段階では壁をシンプルな1本線で表現して、実施設計では断熱材や下地材まで含めた詳しい構造で表現したい場合、モデルを作り直す必要はありません。

このオプションを切り替えるだけで、目的に合わせた図面表現に瞬時に変えられるんです。

モデル表示オプションの設定は、**「ドキュメント」メニューの「モデル表示」→「モデル表示オプション」**から簡単にできます。

ここでは、ドアや窓の開口部を詳しい建具記号付きで表示するか、単なる穴だけでシンプルに表示するかを細かく決められます。

また、階段の表示方法とか、家具などの2D表現(詳細・シンプル・非表示など)もプロジェクト全体で一気に変更できます。

これで、お客さん向けのプレゼン用平面図には家具やテクスチャをたくさん表示して、施工者向けの図面では余計な要素を省いて寸法や通り芯を目立たせる、みたいな使い分けがすごくスムーズにできます。

Archicadの平面図の作り方を振り返ると、切断高さの設定が「正しい断面を取り出すための機能」だとすれば、モデル表示オプションは「取り出した断面を誰にどう見せるかをデザインする機能」と言えます。

この2つをしっかり使いこなすことで、単なる3Dモデリングソフトじゃない、ArchicadのBIMソフトとしての強みを最大限に活かせます。

ついつい3Dモデルの操作ばっかりに集中しちゃいがちですが、平面図の表現設定をちょっと見直すだけで、図面は見違えるほどスッキリ整理されます。

きれいな図面環境で作業することは、結果的に設計の質を高めて、もっといい建築のスタディにつながっていくはずです。

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