Archicadモルフで切断する方法をお探しですね。

広告

Archicadのモルフ機能を使いこなそう!プッシュプル・穴あけ・切断の基本テクニック

Archicadで複雑な形を作るとき、モルフ機能はとても便利なツールです。

でも、他の3Dソフトとは操作が違うので、「思ったように厚みがつけられない」「穴のあけ方がわからない」と困っている人も多いんじゃないでしょうか。

この記事では、モルフ編集で絶対に覚えておきたい「プッシュプル」「穴あけ」「切断」の方法を、わかりやすく説明していきます。

基本からトラブル対処まで紹介するので、読み終わる頃にはモルフを自由に使えるようになっているはずですよ。

1. モルフ編集の基本:プッシュプルで厚みをつけよう

Archicadのモルフ機能で一番よく使うのが、「プッシュプル」という厚み付けの操作です。

平面図や3D画面で作った平べったいモルフの面を選んで、面の真ん中あたりをクリックすると「ペットパレット」というメニューが出てきます。

この中から「プッシュプル」のマークを選んでカーソルを動かすと、ペラペラだった面がぐいっと立体になっていきます。

SketchUpなどを使ったことがある人なら「あ、これ知ってる!」って感じの操作ですね。

建物の外壁パネルやオリジナルの家具など、普通の壁ツールやスラブツールでは作れない自由な形を作るための第一歩です。

正確な厚みにしたいときは、マウスで方向を決めてからキーボードで数字を打ち込めば、ミリ単位でぴったり作れます。

プッシュプルは、ただ平面を立体にするだけじゃありません。

すでにあるモルフの一部をさらに引っ張り出したり、逆に押し込んでへこみを作ったりもできるんです。

たとえば、四角い箱のモルフの一つの面だけを選んでプッシュプルで手前に引っ張れば形を伸ばせますし、奥に押し込めば段差ができます。

プッシュプルと一緒に覚えておきたいのが、ペットパレットにある「チューブ」や「辺のオフセット」という機能です。

チューブ機能を使えば、線に沿って断面を押し出せるので、配管や手すりみたいな形が簡単に作れます。

こういう編集をするときは3D画面で作業するのが一番やりやすくて、視点をぐるぐる回しながらバランスを確認すると、きれいなモデルが早く作れますよ。

2. モルフに穴をあける方法:ペットパレットとブール演算

モルフで作った立体に穴をあける方法はいくつかありますが、一番簡単なのはプッシュプル機能を使った「貫通」のやり方です。

まず、穴をあけたいモルフの表面に、別のモルフで円や四角など、穴の形になる平面を描きます。

次に、その面を選んでペットパレットからプッシュプルを選び、立体の反対側の面まで押し込んでクリックします。

このとき、押し込む深さが立体の厚みとぴったり合うと、自動的に面が抜けて穴があくんです。

壁に変わった形の窓をつけたいときや、パネルにパンチング穴の模様をつけたいときなんかに便利です。

ただし、押し込みすぎたり途中で止めたりすると、ただのへこみや出っ張りになっちゃうので、スナップ機能を使って反対側の面や角をしっかり捉えるのがコツです。

もっと複雑な形の穴をあけたいときや、いくつもの要素が重なっているときは、「ブール演算」を使うのが確実でスマートです。

ブール演算は、2つ以上のモルフを足したり引いたりする機能で、複雑な形の処理にとても強いんです。

穴をあける場合は、残したいモルフ(本体)と、穴の型になるモルフ(削り取る形)の両方を3D上に置いて、重なるようにしておきます。

両方を選んだ状態で右クリックメニューから「ブール演算」→「減算」を選び、残したい方のモルフをクリックすると、型の形通りにきれいに穴がくり抜かれます。

この機能を使えば、曲面に斜めに穴をあけるような、プッシュプルでは難しい加工もあっという間にできちゃいます。

**ブール演算の主な種類**
– **和**:複数のモルフを1つの立体にくっつける
– **減算**:一方のモルフからもう一方の形をくり抜く
– **交差**:複数のモルフが重なっている部分だけを残す

3. モルフを切断・分割する:思い通りの形に削り出そう

モルフの一部を斜めに切り落としたり、特定の高さで分けたりする「切断」の操作も、デザインするときには欠かせないテクニックです。

モルフを直接切断するには、ツールボックスの「分割」ツール(斧のマーク)を使います。

平面図や3D画面で切りたいモルフを選んで分割ツールを起動したら、切断する線を引いて残したい方向をクリックするだけで、モルフが2つの別々の要素に分かれます。

たとえば、屋根の傾きに合わせて壁の上を斜めに切り落としたいときや、大きなモルフの塊をパーツごとに分けて材質を変えたいときにすごく便利です。

3D画面で分割ツールを使うときは、切断する「面」を指定する必要があるので、まわりの要素の面を使うか、あらかじめガイドラインを引いておくとスムーズに作業できます。

モルフツール自体の分割機能のほかに、「ソリッドエレメント編集」を使った切断も覚えておくと役立ちます。

ソリッドエレメント編集は、モルフと他のツール(屋根、スラブ、壁など)を組み合わせて形を削り取る機能で、あとから設計を変更するときにとても便利なんです。

たとえば、屋根要素を使ってモルフを切り取る場合、モルフを「ターゲット」、屋根を「オペレータ」として「上部で切断」を実行します。

この方法のいいところは、あとから屋根の角度や高さを変えたときに、モルフの切断面も自動で追いかけて更新されることです。

完全にモルフとして形を決めてしまう前に、こういう自動で変わってくれる性質を残した切断方法を使っておくと、やり直しが少なくて効率的にモデリングできますよ。

4. 実践的な編集のコツとよくあるトラブルの解決法

モルフを編集していると、意図せず面が消えちゃったり、裏返って黒っぽく表示されたりすることがあります。

これは、複雑なプッシュプルやブール演算を何度も繰り返すことで、モルフを作っているポリゴンにねじれや矛盾が出てしまうのが主な原因です。

面が消えたときは、モルフツールの設定から「すべての辺をソリッドにする」機能を使ったり、消えた部分の角を線で結び直して面を作り直すことができます。

また、面が裏返っちゃった(法線が反転した)ときは、その面を選んで右クリックして「モルフの面を反転」を実行すれば元に戻ります。

トラブルを防ぐには、複雑な形を一気に作ろうとせず、シンプルなパーツをいくつか作ってからブール演算の「和」でくっつけていくという、段階的な作り方を心がけるのが大事です。

もう一つ気をつけたいのが、モルフ機能を使いすぎるとファイルのデータ量が増えて、動作が重くなることです。

モルフはとても自由度が高い反面、普通の壁やスラブツールに比べてポリゴン数が多くなりやすく、パソコンのメモリやグラフィックボードに負担をかけます。

特に、インターネットからダウンロードした細かい家具の3Dデータをモルフに変換すると、ものすごい数のポリゴンができて画面の動きがすごく遅くなることがあります。

これを防ぐには、モルフの設定画面にある「解像度」の設定を調整して、曲面を表現するときの分割数を減らすとデータが軽くなります。

本当に細かいモデリングが必要なところ(近くからレンダリングする部分など)だけモルフを使って、それ以外は基本ツールで代用するというメリハリのある使い方が、快適に作業するための一番のコツです。

まとめると、Archicadのモルフは直感的なプッシュプルや強力なブール演算、柔軟な切断機能を組み合わせることで、どんな形でも実現できる可能性を秘めています。

この記事で紹介した基本テクニックとトラブル対処法をしっかりマスターして、日々の設計作業やプレゼン用のモデル作りにぜひ活用してくださいね!

広告