Archicadゾーンツールの使い方をお探しですね。
広告
Archicadのゾーンツールを使いこなそう!部屋情報の管理と面積計算を効率化する方法
Archicadで建築設計をするとき、部屋の用途や広さ、床や壁の仕上げといった情報をまとめて管理できるのが「ゾーンツール」です。
とても便利な機能なのですが、設定項目がたくさんあって、「面積がうまく計算できない」「部屋名の表示を変えたいけど、どうすればいいの?」と困っている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Archicadのゾーンツールの使い方を、基本的な配置方法から面積の計算、表示のカスタマイズまで、わかりやすく解説していきます。
初めて使う方でも、すぐに実務で活用できるように、手順をていねいにまとめました。
ゾーンツールって何?どんなことができるの?
Archicadのゾーンツールは、ただ図面に部屋名を書き込むだけのツールではありません。
高さや体積を持った3D空間として扱えるのが大きな特徴です。
普通のCADソフトだと、部屋名や面積を文字として入力するだけですが、ゾーンツールを使えば、空間そのものに情報を持たせることができるんです。
ゾーンを配置すると、平面図に部屋名や面積を表示する「ゾーンスタンプ」が自動的に作られます。
さらに、3Dビューでも部屋の立体的な形を確認できるようになります。
実際の設計業務でゾーンツールを使う最大のメリットは、面積の集計表を作る作業がとても楽になることです。
これまで手作業で部屋の面積を測って、Excelに入力していた手間がなくなるので、計算ミスも防げます。
壁の位置を変更したときも、ゾーンを更新するだけで面積が自動で再計算されるので、図面と集計表がいつもピッタリ合った状態を保てます。
それだけじゃありません。
床や壁の仕上げ材の情報や、室温などの環境設定といったBIMならではの詳しい情報も入れておけます。
基本設計から実施設計、さらには建物が完成した後の維持管理まで、建物全体のデータを充実させるための土台となるツールなんです。
ゾーンツールの基本的な使い方と配置のコツ
ゾーンツールを使うときは、配置する前にきちんと設定しておくことが大切です。
まず、ツールボックスからゾーンツールを選んで、設定画面を開きましょう。
「名前と位置」のタブでは、部屋の用途に合わせて「ゾーンカテゴリ」を選びます。
ゾーンカテゴリには、あらかじめ色やスタンプの形式が設定されているので、オフィスや住宅の各部屋(寝室、廊下、トイレなど)の用途に合わせて選んでいきます。
次に、ゾーン名とゾーン番号を入力して、ゾーンの高さや配置する階の設定をします。
配置する階を基準にして、上の階にリンクさせる設定にしておくと便利です。
そうすれば、あとで階高を変更したときにも、ゾーンの高さが自動的に追従してくれます。
設定が終わったら、実際に平面図にゾーンを配置していきます。
配置の方法はいくつか選べて、壁で囲まれた空間を自動で認識してくれる方法や、自分で手動で範囲を描く方法などがあります。
実際の作業では、壁でしっかり囲まれた部屋にはワンクリックで配置できる自動認識を使って、吹き抜けや壁のないオープンなスペースには手動で範囲を描く方法を使い分けるのが効率的です。
もし壁がゾーンの境界として認識されない場合は、その壁の設定で「ゾーン境界」がオンになっているか確認してみてください。
部屋の面積を正確に計算するためのポイント
設計の仕事では、正確な面積計算がとても重要です。
Archicadのゾーンツールには、設定画面の「ゾーン面積の計算」タブで、細かい計算条件を確認したり調整したりできる機能があります。
たとえば、部屋の中に柱や構造壁がある場合、それらの面積を部屋の総面積から自動的に引くことができます。
この計算ルールは、プロジェクトの環境設定に基づいているので、あらかじめ自社のルールや建築基準法に合わせた設定になっているか確認しておきましょう。
平面図でのゾーンの表示には、「正味」と「総体」の2つの表示方法があります。
「正味」を選ぶと、ゾーンの範囲は壁の内側(仕上げ面や躯体面)に沿って表示されます。
「総体」を選ぶと、基準線まで含めた範囲全体が表示されます。
どちらを選んでも、実際の面積計算の値には影響しませんが、図面の見せ方として、用途に合わせて選ぶといいでしょう。
また、ゾーンを配置した後に部屋の形(壁の位置など)を変更したときは、必ずメニューの「デザイン」から「ゾーンを更新」を実行してください。
これを忘れると、最新の形状で面積が再計算されないので、習慣づけておくことが大切です。
ゾーンスタンプのカスタマイズと3D表示の活用法
ゾーンを配置すると、平面図に表示される「ゾーンスタンプ」は、図面で情報を伝えるために欠かせない要素です。
ゾーンスタンプには、部屋名や面積だけでなく、床や壁の仕上げ材、天井の高さなど、いろいろな情報を表示できます。
「ゾーンスタンプ」タブの設定から、文字の大きさやフォント、配置の角度を調整できます。
特に、図面を回転させてレイアウトするときは、テキストが常に読みやすい向きになるように「モデルに対する固定角度」などに設定しておくと便利です。
同じカテゴリのゾーンでも、カスタム設定で表示する項目のオン・オフを切り替えられるので、平面図用や天井伏図用といった図面の種類に合わせて表現を使い分けることができます。
ゾーンは平面図だけでなく、3Dモデルとしても活用できる点を見逃してはいけません。
「モデル」タブでは、ゾーンの3D空間での表面の材質を設定できます。
「全てのゾーン表面にこの材質を使用」を選べば、部屋全体を単一の色や半透明のガラス材質などで表現できるので、用途別のゾーニング計画をお客さんにわかりやすく見せるときに役立ちます。
「境界の壁とクロップ要素の材質を受け継ぐ」オプションを使えば、周りの内装仕上げをゾーンの表面に反映させることもできます。
屋根や階段で部屋の上部が斜めに切り取られるような複雑な形の空間でも、ソリッド要素編集でゾーンをクロップすれば、正確な体積を計算できます。
これは、空調設備や換気計画を検討するときなど、より高度なBIM活用につなげることができる機能です。
広告
