Archicadのデザインオプションについてお探しですね。
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建築設計の複数案を簡単管理!Archicad 27「デザインオプション機能」を使ってみよう
建築の設計をしていると、クライアントへのプレゼンで「A案とB案、どっちがいいかな?」と複数のデザインを見せる場面がよくありますよね。
でも、これまでのArchicadでは、案ごとにレイヤーを分けたり、別ファイルを作ったりと、管理がけっこう大変でした。
そんな悩みを解決してくれる新機能が、Archicad 27に登場した「デザインオプション機能」です。
この記事では、基本的な使い方から、ビューマップを使った便利な管理方法まで、わかりやすく紹介していきます!
デザインオプション機能って何?今までと何が違うの?
レイヤー管理の「あるある」な悩みを解決!
今までArchicadで複数の案を作るとき、多くの人がレイヤーの表示・非表示を切り替えて対応していました。
でも、この方法だと「A案の壁」「B案の壁」「A案の窓」「B案の窓」……とレイヤーがどんどん増えてしまって、管理が本当に大変だったんです。
「あれ、この要素ってどっちの案だっけ?」と混乱することもしばしば。
修正漏れやミスも起きやすくて、困りものでした。
Archicad 27の新機能「デザインオプション」は、こうしたレイヤー管理の面倒くささを根本から解決してくれます。
1つのファイル、しかも同じレイヤー上で、要素を「オプション」としてグループ分けして、簡単に切り替えられるんです。
レイヤー構成はシンプルなまま、外観のバリエーションや間取りの変更案をサクサク比較できるようになりました。
これは便利!
「オプションセット」と「オプション」の仕組み
デザインオプション機能は、「オプションセット」と「オプション」という2段階の構造になっています。
まず「オプションセット」は、検討したいテーマのこと。
たとえば「エントランスのデザイン」とか「外壁の色」といった感じです。
そして、そのセットの中に実際の選択肢となる「オプション」(A案、B案など)を作っていきます。
この仕組みさえ理解できれば、使いこなすのは簡単です。
ちなみに、どのオプションにも属さない共通の要素は「メインモデル」として扱われます。
基礎や構造体など、すべての案で共通して使う部分はメインモデルに置いておいて、変わる部分だけを各オプションに割り当てる。
こうすることで、データが無駄に増えず、効率よくモデリングできるんです。
【基本編】デザインオプション機能の使い方
まずはパレットを表示してみよう
最初に、デザインオプションを操作するための専用パレットを表示させましょう。
画面上部のメニューから「ウィンドウ」→「パレット」→「デザインオプション」を選ぶだけ。
このパレットが、複数案の作成から切り替えまでをコントロールする司令塔になります。
パレットが開いたら、まず「オプションセット」を作ります。
パレット内の「新規セット」ボタンをクリックして、検討したい内容の名前を入力してください。
たとえば「エントランス検討」とか「外壁デザイン」みたいな、わかりやすい名前がおすすめです。
セットができたら、その下に実際の案となる「オプション」を追加していきます。
「A案」「B案」など、後で見てすぐわかる名前をつけておくのがポイントです。
要素を割り当てて、案を切り替えてみよう
オプションの枠組みができたら、実際の要素(壁や家具など)をそれぞれのオプションに割り当てていきます。
すでにモデリング済みの要素を割り当てる場合は、対象の要素を選択した状態で、デザインオプションパレットから割り当てたい案を選び、「要素をリンク」ボタンをクリック。
これで、選んだ要素が指定したオプションに紐づきます。
要素を割り当てたら、パレット上の目のアイコンをクリックするか、オプションをダブルクリックしてみてください。
表示される案が一瞬で切り替わります!不要な要素は自動的に非表示になって、選んだ案だけが画面に表示されます。
クライアントとの打ち合わせ中でも、その場でパパッと複数パターンを見せられるので、「じゃあこっちの案で!」と決まるのも早くなりますよ。
【応用編】ビューマップと組み合わせて、もっと便利に
複雑な案の管理は「組み合わせ」機能で
実際のプロジェクトでは、「外壁はA案で、間取りはB案で見たい」みたいに、複数の検討項目を組み合わせたくなることがよくあります。
そんなときに活躍するのが「組み合わせ」機能です。
複数のオプションセットから好きな案を選んで、1つの表示状態として保存できるんです。
パレット上部の「組み合わせ」タブを開いて、新規組み合わせを作成しましょう。
たとえば「提案パターン1」という名前をつけて、「外壁:A案」「間取り:B案」「外構:C案」みたいに、表示したいオプションを指定して保存します。
こうした組み合わせをいくつか作っておけば、たくさんのバリエーションをワンクリックで呼び出せるようになります。
プレゼンの準備がめちゃくちゃ楽になりますよ!
ビューに保存して、レイアウトに配置しよう
デザインオプションの本当の便利さは、Archicadのビューマップ機能と組み合わせたときに発揮されます。
特定のデザインオプション(または組み合わせ)を表示した状態を、レイヤーセットと同じように、ビューの設定として保存できるんです。
これで、図面ごとにどの案を表示するか完全に固定できます。
ビューの設定画面を開くと、新しく「デザインオプション」の項目が追加されているはずです。
ここで適切な組み合わせを指定してビューを保存しておけば、いつでも同じ状態を呼び出せます。
さらに、保存した複数のビューをレイアウトブックに並べれば、A案とB案の平面図やパースを1枚の図面に並べた比較資料が簡単に完成!図面作成とデザイン検討がスムーズにつながるので、作業効率がグッと上がります。
チームで使うときの注意点
チームワーク環境での権限管理
複数人で同じプロジェクトを進めるチームワーク環境でも、デザインオプション機能は大活躍します。
ただし、みんなが同時に違う案を編集するときは、オプションセットや組み合わせの管理に少し注意が必要です。
要素自体は普通に確保して編集できますが、デザインオプションの「セット」や「組み合わせ」を追加・削除するには、専用のアクセス権限が必要になります。
プロジェクトの管理者は、BIMcloud上でメンバーの役割に応じて適切な権限を設定しておきましょう。
オプションセットが無秩序に増えるとファイルが混乱してしまうので、あらかじめBIMマネージャーやリーダーが基本となるセットと組み合わせを作っておいて、他のメンバーは要素の割り当てやモデリングに集中する、といった運用ルールを決めておくといいですよ。
使い終わったらデータを整理しよう
デザインオプション機能はとても便利ですが、1つのファイルに複数のモデルデータを持つことになるので、ファイルサイズが通常より大きくなりがちです。
検討が終わって最終デザインが決まったら、不要になったオプションを整理してデータを軽くしましょう。
最終案が決まったら、採用するオプションを「メインモデルに統合」する機能を使います。
パレットから統合したいオプションを選んで、「確定(メインモデルに統合)」を実行すると、その要素が共通モデルの一部になり、デザインオプションの管理から外れます。
このとき、採用されなかった他の案を削除するかどうか選べるので、不要なデータを一気に削除してファイルを軽くできます。
こまめにデータ整理をすることで、Archicadの動作も快適に保てますよ!
まとめ
デザインオプション機能を使いこなせば、複数案の管理がグッと楽になります。
ぜひ実際のプロジェクトで試してみてくださいね。
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